フライデー報道について

西きょうじ

1月22日号のフライデーに私に関する記事が掲載されました。記事の内容は真実と異なるものでしたが、東進ハイスクール側は、このような記事が掲載されたこと自体が東進ハイスクールの信用を傷つけることを問題視していました。このため、東進ハイスクール側と協議をした結果、私と東進ハイスクールとの契約を1月8日付で合意解約することとなりました。

記事の内容には多くの間違いがあります。

その中でも、読み手に与える印象が大きいだろうと思われるものについて、真実を知っていただきたいと思い、このような文章を掲載する次第です。なお、今回の記事で問題視された交際相手の女性については、記事に倣って、「A子さん」と表記いたします。

1 A子さんは元生徒ではない。

 A子さんは、私の元生徒ではありません。記事の中では「かつて授業を受けていたA子さん」と表現されていますが、A子さんが私の授業を受講していた事実はありません。

2 関係を持つに至った経緯

 記事を読むと、如何にも私から誘ったかのように誤解されると思いますが、実際は違います。

 A子さんと初めて関係を結んだ日、私は、30代の男性たちと食事しそのあと私のマンションで飲んでいました。すると、A子さんがその情報を知り、自分も参加したいといってマンションまでやってきました。私は、A子さんを一旦部屋に入れ、男性たちと交じって酒を飲み交わすことを許しました。その間、私は、A子さんに対し、早く帰るように何度も促しましたが、A子さんは結局、最後までその場にのこりました。その後、終電が近くなったので、A子さんを含め、部屋飲みをしていたメンバーは全員部屋を出ました。その後、私が寝ていると、A子さんが私のマンションのインターホンを鳴らして、「今マンションの玄関にいる。開けてくれ」と言ってきました。私は、早く帰れと言ってインターホンを切りましたが、その後しばらくしてA子さんは、再びインターホンを鳴らし「もう帰れない。部屋に入れてくれ」と言ってきました。このときも、私は、拒絶したのですが、「こんなところに女性を放置するのか」と言われ、マンションの住民もいることなのでやむなく、部屋に入れることにしました。私としては、A子さんと関係を持つ気はなかったので、ベッドの横に布団を敷いて、「私はベッドでこのまま寝るから、君はそっちで寝るように」と伝えました。しかし、結局、私は、誘惑に負けて、A子さんと関係を持つことになってしまったのです。

3 堕胎要請について

 記事を読むと、私からA子さんに堕胎を求めていたかのように誤解されると思います。

 しかし、実際には、私の方から積極的に堕胎を求めたことはありません。A子さんから堕胎するつもりであると告げられて、正直ほっとしましたが、私から堕胎を求めたことはありません。

4 堕胎費用について

 記事を読むと、私が「50万円払うから堕胎してくれ」と言ってA子さんに50万円を手渡したかのように誤解されると思います。しかし、そのような事実はありません。

 私は、A子さんと一度だけ避妊せずに肉体関係を結んだことは事実なので、A子さんから、おなかの子どもが自分のこどもであると告げられて、その可能性を認め、もしそうであるならばつらい思いをさせてすまないと謝罪しました。そして、A子さんと話し合った結果、A子さんがやっぱり堕胎することにするというので、どのくらいかかるのか聞いたところ、20万から30万だと言われました。そこで、私は、それが自分の子である可能性もあるのならば必要なお金を渡すべきだと考えて、A子さんが帰る途中ATMで50万円おろして封筒に入れて彼女に渡したのです。

5 子どものことについて

 記事を読むと、私が、A子さんが産んだ子どもについて、無関心を装うとしているように誤解されると思います。しかし、そうではありません。

 私がA子さんと避妊をせずに肉体関係を結んだのは1回しかありません(記事の中では、私が一晩に5から6回迫ってくる、避妊具を使わなかったことの方が多かった旨記載されていますが、それも真実ではありません。)。A子さんが妊娠しただろう時期にA子さんと肉体関係を結んだのは私しかいないからおなかの中の子どもは私の子どもなのだとA子さんは言うのですが、それはA子さんの自己申告でしかありません。ですので、A子さんが産んだ子どもが私の子どもであるのか、私には全くわからないので、私としても、それ以上踏み込んだことが言えなかっただけです。

 もちろん、今は、DNA鑑定をすれば、A子さんが産んだ子どもが私の子どもであるのかを科学的にはっきりさせることができます。私としては、DNA鑑定に協力する用意がありますし、その結果、確かに私の子どもだと言うことになれば、その養育をどうするのかについて、A子さん及びその夫と話し合いをする用意があります。しかし、A子さんの話によれば、A子さんの夫はこのことを何も知らないとのことなので、現段階ではそういう状況ではないため、私としては何もできないのです。  

 夫のいる女性と関係を結んでしまったことは不徳のいたすところではありますが、フライデーの記事は、あまりにも事実を歪曲したものでしたので、このような弁明をさせていただく次第です。